おもちさん!管理栄養士ってどんな資格なの?
管理栄養士について気になるの?
一緒に勉強していきましょう!
こんにちは。
第36回管理栄養士国家試験に既卒の独学で合格し、管理栄養士となったおもちです。
本記事では、管理栄養士国家試験の概要や、気になる合格率など下記の内容についてまとめています。
・そもそも管理栄養士とは?
・管理栄養士国家試験の受験資格について
・管理栄養士国家試験の概要について
・気になる難易度と合格率について
私は大学卒業後10年以上が経ってから、子供の育児をしながら既卒として第36回管理栄養士国家試験に合格することができました。
受験される方は、現在学校で栄養学の勉強をしている方もいれば、私のように既卒で仕事や家事をしながら管理栄養士国家試験に挑んでいる方もいるかと思います。
受験してみようかなと思っている方、既に合格に向けて勉強を始めている方など、いろんな方々に少しでもためになる情報を発信していきたいと思います。
管理栄養士とは
管理栄養士とは、厚生労働省が管轄する国家資格です。
健康な方に対してはもちろん、病気の方や高齢の方などに対して栄養指導や給食管理、栄養管理を行うことが出来る資格です。
管理栄養士はさまざまなところでの活躍が期待できます。
■管理栄養士が活躍出来る施設の例
- 病院等医療施設
- 老人福祉施設
- 介護保険施設
- 児童福祉施設
- 小中学校
- 行政機関
- 各種企業
管理栄養士は上記のようなところで、赤ちゃんからお年寄りまでの個人や集団に対して、栄養や食事についてのアドバイスを行います。
また、特定給食施設などで献立を考えて食事を提供したり、栄養状態の管理を行なっています。
管理栄養士は、さまざまなところで活躍できるとても重要な人材なのです。
管理栄養士は病院や学校などで活躍できるとても重要な資格なんだよ!
分かった!管理栄養士ってすごいね!
これからもっともっと管理栄養士について知識を深めていきましょう!
管理栄養士国家試験の受験資格について
おもちさん!
管理栄養士国家試験って誰でも受けれるの?
試験は誰でも受けれるわけではなく、
通った学校や実務経験等によって人それぞれなの。
管理栄養士と似ている、栄養士というものがありますが、栄養士は栄養士養成施設で学んで、その施設を卒業することで栄養士免許を取得することができます。
一方、管理栄養士は管理栄養士養成施設を卒業した後に、管理栄養士国家試験に合格することで、晴れて資格を取得することができます。
また、栄養士養成施設を卒業して管理栄養士として働いている方についても、一定の期間の実務経験を経て、管理栄養士国家試験を受験することができます。
養成施設(つまり大学や専門学校等)卒業後、管理栄養士国家試験を受験できるようになるまでの期間は以下の通りです。
- 管理栄養士養成施設(4年制) :栄養士免許取得後すぐ受験可能
- 栄養士養成施設(2年制) :栄養士免許取得後実務経験3年
- 栄養士養成施設(3年制) :栄養士免許取得後実務経験2年
- 栄養士養成施設(4年制) :栄養士免許取得後実務経験1年
管理栄養士国家試験合格までの道のりは、学校での勉強期間も長く、ハードルが高い国家資格ですが、晴れて合格すれば活躍の場面がとても広がります!
合格目指して頑張っていきましょう!
受験資格について良く分かりました!
このブログで勉強しながら合格を目指します!
合格目指して一緒に頑張りましょう!
管理栄養士国家試験の概要
資格や受験資格のことは分かったけど、試験はどんな試験なの?
では次は試験の概要について学んでみましょう!
管理栄養士国家試験は毎年1回、2月に開催されます。
毎年冬の開催なので、風邪やインフルエンザ等に十分注意して、体調万全で試験に臨むことが大切です。
そのため、早め早めから勉強を開始し、余裕を持って試験に臨むことが大切ですね。
また、試験会場は以下の9都道府県に設置されます。
- 北海道
- 宮城県
- 埼玉県
- 東京都
- 愛知県
- 大阪府
- 岡山県
- 福岡県
- 沖縄県
自分が住んでいる都道府県で開催されない方も多くいるかと思いますので、受験票が届いて会場がわかったら、Googleマップのストリートビュー等を活用し、会場周辺の下見をしておくことも大切ですね。
次は試験科目についてですが、科目は全部で9科目に分かれており、全200問のマークシート方式となっています。
試験科目と試験時間は以下のようになっています。
※科目毎の出題数や試験時間は第36回の内容で今後変更になる場合もあります。
■午前の部 10:00〜12:25
①社会・環境と健康(16問)
②人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(26問)
③食べ物と健康(25問)
④基礎栄養学(14問)
⑤応用栄養学(16問)
■午後の部 13:40〜16:20
⑥栄養教育論(13問)
⑦臨床栄養学(26問)
⑧公衆栄養学(16問)
⑨給食経営管理論(18問)
⑩応用問題(30問)
応用問題を含めて10科目もあるのか!
難しそう〜。
確かに難しい試験ではあるけど、
しっかり準備すれば大丈夫!
一緒に頑張りましょう!
試験の難易度と合格率
おもちさん!
試験の合格基準や合格率について教えてほしいな。
合格基準も合格率もどちらも
ざっくり6割よ!
厚生労働省が発表している合格基準は6割となっています。
合格基準:1問1点とし、120点以上/200点(つまり6割)
また、厚生労働省が発表している過去の受験者数や合格者数、合格率について調べてみましたが、こちらもおおよそ6割が合格率と言えそうですね。
2018年 (32回) | 2019年 (33回) | 2020年 (34回) | 2021年 (35回) | 2022年 (36回) | |
受験者数 | 17,222 | 17,864 | 15,953 | 16,019 | 16,426 |
合格者数 | 10,472 | 10,796 | 9,874 | 10,292 | 10,692 |
合格率 | 60.8% | 60.4% | 61.9% | 64.2% | 65.1% |
学校区分別合格者数というものも毎年発表されていますが、新卒の方の合格率は非常に高く、既卒の方の合格率は新卒の方に比べて低いものとなっています。
2022年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
管理栄養士養成課程(新卒) | 9,490名 | 8,812名 | 92.9% |
管理栄養士養成課程(既卒) | 1,395名 | 286名 | 20.5% |
栄養士養成課程(既卒) | 5,541名 | 1,594名 | 28.8% |
平均した合格率は6割程度なのか〜。
新卒では9割、既卒では2〜3割の合格率ということですね!
私は既卒として10年以上のブランクがあったけど、なんとかなったわ!
合格に向けて一緒に頑張りましょう!