こんにちは。おもちです。
長男が話し始めるようになった頃(3,4歳~)、聞いていて「あれ?」と思うことがありました。
そのうちの一つは、単語の中で文字が入れ替わること。
たとえば、「テレビ」が「テビレ」、「エレベーター」が「エベレーター」になるなどです。
これは、年齢と共に少しずつ自然に改善しています。
もう一つは、正しく発音できないこと。
たとえば、「おいしい」が「おいちい」、「さかな」が「たかな」になるなどです。
私は「このくらいの年齢の子にはよくあることかな?」と思いながらも、その頃にはすでに発達障害のため療育なども受けていたため、
「発達のゆっくりさと何か関係あるかもしれない」と感じ、かかりつけの小児科の先生に相談しました。
具体的にどのような言葉がうまく発音できないか等を相談し、言語訓練を受けることになりました。
症状に名前をつけるとすれば、「機能性構音障害」というのだそうです。
今日は、長男が就学前の頃、発音を改善するためにしたことを書きたいと思います。
主治医に相談
まず、発達外来でお世話になっている先生に相談しました。
(先生は、長男の発音の悪さに気づいているようでした)
もし主治医がいなければ、発達外来を受診していたと思います。
(ちなみに、子どもの発達外来等の病院を探す場合、自分でネットで調べることもできますが、お住まいの自治体の「障害者支援(相談)センター」などで相談することもできると思います。)
先生からは、同じ病院内で行われている言語療法を受けることを勧められました。
ただ、当時の長男の年齢では言語聴覚士の先生の指示を聞いて理解することが難しかったため、5歳頃になってから開始することになりました。
子どもの発音は、自然に改善することが一番嬉しいですが、残念ながらそうではないこともありますよね。
気になったらまず、専門家や自治体の担当部署などで相談してみましょう。
ママ・パパだけで抱え込むととても辛くなってしまうかもしれません。
言語療法を受ける
長男が5歳になると、言語訓練が始まりました。
月1,2回で1回1時間ほどでした。
なかなか希望日に予約が取れず、幼稚園を休んで行くこともありました。
私は最初、言語聴覚士の先生が「『さ』の発音はこうするんだよ。」などと発音を指導してくれるのかな?と思っていましたが、違いました。
親の私は1時間同室で長男を見ているのですが、基本的には「先生が遊んでくれている」という感じでした。
遊びながら、長男の言葉を引き出したり、先生の問いかけに対して全く違う返答をすれば、適切な返答の仕方に優しく導いてくれるような感じでした。
家庭では、口を使う遊び
発音を少しでも良くするために、家で私が何かできることはないかなと思い、先生に相談してみました。
すると、「口を使った遊び」が良いかもしれません、と教えてもらいました。
具体的には、
・口で吹くシャボン玉遊び
・お皿に残ったソースを下で舐める
・口の端にケチャップやクリームなどをつけて、下で舐める
・かざぐるまを吹く
などです。
楽しむことを心がけて、できる時に家でやりました。
先生にも言われましたが、舌で舐めるのは本当はお行儀が悪いのでほどほどにしました(笑)。
不安でたまらないときは、休息する
長男を受診させたり、訓練を受けさせたりと手を尽くしても、夜に長男が寝た後など、ふと我が子の発達について心配になることがありました。
そんな時は、まず寝るようにしていました。
発達障害の子育ては大変です。今までの人生とは比べ物にならないほど体力、気力、そして頭も使います。
子どもが寝ている間に、できるだけ、一緒に休んでしまいましょう。
言葉が気になった時に読んだ本
言葉に関することを含め、育児の不安を和らげるには、信頼できる人に相談するという方法もありますが、お互いにいつでも相談できるとは限りませんよね。
特に発達障害の育児の場合、我が子の様子を相手に詳細に伝える必要のある場面も多く、それだけで気疲れすることもしばしば。
私は(気持ちに余裕のある時は(^-^;)、本を読んで育児のヒントを探します。
本には、長男と全く同じ状況が載っているわけではありませんが、似た事例は良く載っています。
言葉の心配に関しては、次の2冊を読みました。
読んだ後は、長男を客観的に見ることができました。
本を読んだりして確かな情報を持つことは、発達障害の育児をするうえで大きな力になると思います。
でも、まずはママ・パパが心身共に元気であることが何よりだと思います!
信頼できる人や本に出会い、親子の毎日の生活が少しでも楽になりますように。