こんにちは、おもちです。
私は自閉スペクトラムの小学生の男の子を育てています。
息子は幼稚園でも小学校でも、毎年担任の先生が替わっています。
年度初めに先生とお話しする機会があればその時に、
なければ短いお手紙などで、息子の特性や家庭での対応などについて先生に伝えるようにしています。
これは、先生に「なんで、これができないのかな?」、「なんで、今こんなことをするのかな?」
と思われる前に「生まれつきの特徴なので、本人に悪気があるわけではないんです」
と前もって説明しておきたいからです。
また、何か困りごとがある場合、「家庭ではこうしています」というのを予め伝えておけば、
先生も本人も余計な苦労をせずに済むかな、という期待ももっています。。
私が毎年先生に伝えている内容は、
①今の困りごと(いつ頃から、何に困っているか)
②家庭での対応
③学校ではこうしてほしい、ということ(あれば)
です。
①は、挙げればきりがないというところも正直あるのですが、(^-^;
先生に伝える優先順位が高いのが、
「クラスメイトや先生、そして自分に害があるか・ないか」
ということです。
たとえば、息子は季節に合った服装をしない(真冬に半袖・半ズボンなど)のですが、
これは他人が見た時に、「なんで今日、その服装!?」と思うことはあっても、
身体的・精神的にひどく傷つけるようなことはありませんよね。
(多少不快感を与える可能性は否めませんが(-_-;))
なので、そのようなことを1つひとつ伝えるようなことはしていません。
(伝えるのがダメということではないです!)
ただ、「○○発表会」とか、かしこまった行事の場合は、TPOに合った服装をしようね!ということは繰り返し伝えています。
②は、家庭での対応としてうまくいったことを伝えるようにしています。
私の場合、学校でも同じように先生にやってほしいと強く言うのではなく、「家だとこうすると成功したんです」というスタンスでいるようにしています。
③は、本人の周りも余程困っていて、先生の協力が必要不可欠です!ということがあれば今後伝えるかもしれません。
我が家の場合、今のところは息子は学校など家の外では何とか頑張っていて、大きなトラブルが顕在化していないのですが、今後のことは分からないので、その都度対応を考えて行こうと思っています!
口頭(個人懇談など)でも、お手紙(連絡帳)でも気をつけていることは、なるべく簡潔にまとめるということです。
先生方は30人前後の子どもたちを受け持っていて、毎日多忙です。
そんな中で、「(特性があるとはいえ)我が子のことを聞いてもらえるのはありがたいな」という気持ちで接するようにしています。
一度で伝えきれないときは、無理せずに日を改めてお手紙を書いて、変化を伝えるのも良いと思います。
また、お母さんだけで抱え込む必要もないと思います。
お父さんがいて仕事などの融通がきくのであれば、個人懇談会などに一緒に行くのも良いと思います。
我が家の場合、二人で行ったから…かどうかは分からないのですが、校長先生や教頭先生、特別支援の先生が当日同席してくださることもありました。
はじめは「申し訳ないな」という気持ちだったのですが、それだとせっかく時間を割いてくれた先生方にも、息子にも失礼だなと思い、それ以降は都度感謝を忘れずに伝えるようにしています。
入園・入学したばかりの時期は何をどうしたらよいのか戸惑うことも多いかもしれませんが、
先生や親御さんの時間の許す限り、「子どもにとってどうすれば過ごしやすくなるか」を共有する機会をもち、子どもを見守るようにすれば、その子はもちろん、周りの人にとっても過ごしやすい環境になるのではないかなと思います。